まずは、キチンキトサンに関する簡単な歴史について観てみましょう。
以上、抜粋して簡単に年表を記載しましたが、日本キチン・キトサンの研究分野に於いては世界中でもっとも進んでおり、研究者の人数も最大です。
また、多くの健康食品成分にあって、その成分について専門的に研究する団体(キチン・キトサン学会)が存在するのはキチン・キトサンしかありません。学会の研究員も多くが公的研究機関・医療研究機関や民間企業とその研究機関によって形成されており成分としての信頼性ならびに高い評価に値するものであると思います。
それでは、これまでにキトサンに於いて発表された数ある研究発表の中から代表的なものをいくつかご紹介しましょう。
1990年サハリンのコンスタンチン少年が大火傷を負い札幌医科大学付属病院に治療の為、入院しました。その治療の際に使われたのが「ユニチカ」の「ベスキチン」というキチン・キトサンから開発された人口皮膚です。
キチン・キトサンは生体親和性が高く副作用もありません。
鎮痛効果・止血効果・殺菌作用にも優れており患部に被覆すると、痛みの緩和・炎症抑制などにより治りが早く使用後は体内酵素の働きなどにより自然に分解消滅します。
人間の皮膚再生には理想的な保護膜の役割を果たします。
キトサン10%添加の飼料で飼育したラットに、放射性物質のストロンチウムを経口投与した際に、その90%以上が糞便中より排泄されたことが証明された。
また、一定期間キトサン添加飼料にて飼育した後に同じくストロンチウムを経口投与した場合に於いても顕著な体内残留の低下が認められています。
このことから、キトサンは放射性物質の排泄促進及び防護剤として有効であることが動物実験により証明されました。
チルノブイリ原発事故による甲状腺がん患者などを対象に行った臨床により、キチン・キトサンは、放射性物質セシウム137を体内から排出する効果があるとの報告がありました。
キトサンは、マグネシウム、カルシウムなどは吸着しないが、銅・亜鉛・カドミウム・水銀・ウラニウムなどは吸着することが確認されました。
ウサギによる実験で、高コレステロールの飼料のみを与えたウサギと、同じ高コレステロールの飼料に加えキトサンを与えたウサギを39日間飼育し解剖した結果。
キトサンを与えていないウサギは肝臓が赤茶色に変色し、明らかに脂肪肝・肝炎となっていたが、キトサンを与えたウサギの肝臓は、全く脂肪肝も肝炎もなく正常な肝臓であった。
B型・C型肝炎の治療に於いて、キトサンが肝炎ウィルスの活動を抑制し肝機能を高め病状を好転させ、さらにインターフェロンの副作用を抑えるとの臨床報告がされました。
キトサンオリゴ糖が、癌細胞の転移抑制や強い抗癌作用があることを発表。
マウスの皮下に癌細胞を移植、その後キトサンオリゴ糖を静脈投与した際、三週間後投与をしていないマウスに比べ肺などへの転移が阻止され、脾臓のリンパ球・T細胞が活性化することも確認された。
また、各種の固形癌のテスト於いても有効であることが判明しました。
癌を発症させたマウスにキトサンを投与した際に、急激に腫瘍が縮小することを確認。
キチンによる癌転移阻止作用と免疫活性化作用を確認。
キトサンが癌の毒素であるトキソホルモンLの作用を抑制する事実を確認。
ネズミの実験に於いて、キトサンの癌抑制率は90%以上であることを確認。
キトサンを経口摂取することにより体内蓄積の各種発がん成分を吸着排泄する作用を確認。
動物実験において、正常ラットと自然発病高血圧ラットに食塩と食物繊維(アルギン酸)を与えた場合、アルギン酸の投与によりナトリウムの糞排泄は増加しましたが、血圧の上昇抑制はされませんでした。
次に食物繊維(アルギン酸)の代わりにキトサンを投与したところ、塩素の糞排泄を増加させ、尚且つ血中アンジオテンシン1変換酵素活性を
低下させた。このことで正常ラット・高血圧ラットのいずれも血圧の上昇が抑制された。
人間による事件では、健康成人男性7名に高塩食を食べさせ、食前・食後1時間・食後3時間に採血し比較しました。食後1時間は血液中の塩素は上昇、ナトリウム量は変化なし、アンジオテンシン1変換酵素は活性化されていました。
食後3時間には、全員が食前の値に戻っていました。
次に1週間後、全員に同じ食事を与えた後にキトサンを服用してもらいました。すると1時間後・3時間後ともに塩素の増加もなく、アンジオテンシン1変換酵素の活性化もおこらず、血圧上昇も起こらなかったとの臨床試験結果が報告されました。
動物実験にてキトサン投与による、血中コレステロール・中性脂肪値の減少効果を確認しました。
キチン・キトサンによるコレステロール降下作用の発見。
キトサンは、どの食物繊維と比較しても降下作用が強力であり、肝臓に対してのコレステロール沈着にも強い抑制作用があると発表されました。
また、キトサン投与による総コレステロールの減少とともに、HDLコレステロールの増加とLDLコレステロールの減少も証明されています。
人による臨床試験に於いて、キトサンが血中コレステロール低下作用があることを発表しました。また、キトサン投与中には被験者の糞便中に胆汁酸の増加を確認。
マウスも皮膚にガン細胞を移植しキトサンの投与・未投与で比較証明しました。
39名の治験者にキチン・キトサンを投与した場合、NK細胞の活性化が確認されたことを発表しました。
キトサンオリゴ糖によるNK細胞などの免疫細胞が賦活することを発表しました。
マウスの実験に於いて、キトサンが体内へのダイオキシン吸収を阻害し排出を促進し、脂肪中のダイオキシン濃度を大幅に減少させる効果があることを発表しました。
キトサンの経口吸着剤研究に於いて、キトサンが化学合成薬品の副作用を軽減し、尿素・アンモニア・クレアチニン・尿酸などの窒素老廃物に対して吸着除去することを実証しました。また、酸性中分子に対して90%以上、リン酸化物質に対しても効率よく吸着除去することも報告しました。
景世兵博士は、動物実験に於いて腎臓機能改善・貧血改善などの効果も証明しています。
さらに、腎臓病の臨床を実施し次のことを発表しました。
簡単にキチン・キトサンの歴史と研究・臨床などによって証明されたキトサンの効能効果の一部について記載しましたが、如何だったでしょうか?
数ある健康食品成分でこれだけの研究がなされ証明されている成分はありません。
健康回復、健康維持、健康予防、是非一度お試しあれ!